本ガイドでは、各プロパティの概要とその機能について簡単に解説します。
サーバープロパティを適切に設定することで、管理者とプレイヤー双方のゲーム体験を向上させ、サーバーを希望するプレイスタイルに適した環境へと調整できます。
Bedrock サーバープロパティ 設定一覧(アルファベット順)
allow-cheats=false
チートコマンドの使用を許可するかを設定します。
allow-list=false
ホワイトリスト機能の有効・無効を設定します。
※ true
にすると、ホワイトリストに登録されていないプレイヤーは接続できません。
compression-threshold=1
ネットワークパケットの圧縮閾値を設定します。
※ デフォルト値のままにすることを推奨します。
content-log-file-enabled=false
コンテンツエラーをログファイルに記録するかを設定します。
correct-player-movement=false
サーバーがプレイヤーの位置を修正するかを設定します。
default-player-permission-level=member
新規プレイヤーのデフォルト権限を設定します。
指定可能な値: visitor
、member
、operator
difficulty=easy
ゲームの難易度を設定します。
指定可能な値: peaceful
、easy
、normal
、hard
force-gamemode=false
プレイヤーがサーバーに参加した際、前回のセッションのゲームモードに関係なく、サーバーのデフォルトゲームモードへ強制変更するかを設定します。
gamemode=survival
サーバーのゲームモードを設定します。
指定可能な値: survival
、creative
、adventure
※ force-gamemode=true
を設定しない限り、既存プレイヤーのゲームモードは変更されません。
level-name=Bedrock level
ワールドの名前(保存フォルダー名)を設定します。
level-seed=
ワールドのシード値を設定します。
※ 空白のままにするとランダムなシードが生成されます。
max-players=10
サーバーに接続できる最大プレイヤー数を設定します。
※ プレイヤー数が多いほど、サーバーのリソース消費が増加します。
max-threads=8
サーバーが使用できる最大スレッド数を設定します。
※ 0
にすると、可能な限り多くのスレッドを使用します。
online-mode=true
サーバーがプレイヤーの Xbox Live 認証を確認するかを設定します。
非LAN接続のプレイヤーは、Xbox Live 認証が必要になります。
※ 偽アカウントや不正アクセスを防ぐため、true
のままにすることを推奨します。
player-idle-timeout=30
プレイヤーが一定時間操作をしなかった場合に、自動でサーバーから切断する時間を設定します。
単位: 分
※ 0
にすると無効になります。
player-movement-action-direction-threshold=0.85
攻撃方向と視線方向の許容誤差を設定します。
範囲: 0 ~ 1
0
– 最大90度のズレを許容1
– 完全に一致している必要がある
player-movement-distance-threshold=0.3
プレイヤーとサーバーの位置がずれる許容範囲を設定します。
単位: ミリ秒
player-movement-duration-threshold-in-ms=500
異常な動きを検出するまでの時間を設定します。
単位: ミリ秒
player-movement-score-threshold=20
プレイヤーの異常な動きを検出するしきい値を設定します。
単位: ミリ秒
server-authoritative-block-breaking=false
サーバーがブロック破壊の動作を検証・同期するかを設定します。
サーバー側で許可された場合のみ、プレイヤーはブロックを破壊できます。
server-authoritative-movement=server-auth
サーバー権限の移動管理を設定します。
指定可能な値:
client-auth
– クライアント側の設定を優先server-auth
– サーバーの位置情報に基づいて修正server-auth-with-rewind
– 修正を適用しつつ、時間を巻き戻して再生(よりスムーズだが修正頻度が増える)
server-name=Dedicated Server
サーバーの名前を設定します。
server-port=XXXX
サーバーの IPv4 ポート番号を設定します。
server-portv6=XXXX
サーバーの IPv6 ポート番号を設定します。
tick-distance=4
プレイヤーからのアクティブチャンクの範囲を設定します。
指定可能な値: 4 ~ 12
※ ラグが発生する場合は、値を小さくすることを推奨します。
texturepack-required=false
サーバーのテクスチャパック適用を強制するかを設定します。true
にすると、プレイヤーはテクスチャパックの適用を求められ、拒否するとサーバーから切断されます。
view-distance=32
サーバーの視野距離を設定します。
※ ラグが発生する場合は、値を小さくすると負荷を軽減できます。